2008.05.08

SP3のご利益か

まるで年中行事のように、この季節になるとマシンが挙動不審状態になる。理由はわからない。そんなわけで、とうとう一昨日、メインマシンが完璧にダウンした。

現在のところメインマシンがWindows XPで、サブがVISTAなのだが、このサブマシンは性能は優れているのだが仕事上絶対に欠くことができないソフトが対応していないため、相変わらずメインに昇格できないでいる。位置づけとしては研究用というところだろうか。だからあまりあてにならないし、すぐに乗り換える気にもなれない。

とにかくメインが動かないと、仕掛り中の仕事に支障をきたす。あれこれ悩んでいるくらいなら一刻も早くクリーンインストールを試み、それでもだめならハードディスク、さらにマザーボードやCPUの交換も想定せざるを得ない。

とりあえず仕事上のデータは、専用のハードディスクに入れてあり、さらにバックアップもこまめにとっているので不安はない。メールアドレスや日本語の辞書のデータもそのバックアップの中にあるし、メールそのものはサブマシンでも受発信できるので、これもあわてなくて済んでいる。

これほど用意が行き届いているのも、1年から2年に一度必ずやってくるマシン不調の学習効果だといっても言い過ぎではない。

昨日早朝からクリーンインストール開始、午後には仕事のデータを動かすことができるほぼ最低限のレベルまで回復させることができた。

ソフトウェアのインストールとアップデート、これを何度も繰り返すことになる。それに自分のマシンは、すべて自分用にカスタマイズしなければ作業効率も落ちてしまうため、細かい設定もあれこれ復元していく。これが思いのほか面倒。再起動を何度も繰り返すのもうんざりするが仕方ない。

さて、マシンと格闘して二日目の本日、最後にWindowsのアップデートで仕上げというところで驚きの事実。なんとWindows XPのアップデートでSP3が登場したのだ。それにしてもグッドタイミングではないか。

このあたりのことに詳しい人なら既にご存知かもしれないが、SP2へのバージョンアップは話題をさそったが、このSP3とはいかなるものなのだろうか、門外漢にはわからない。

ともあれ、メインマシンは見事復活、無駄なソフトが消えSP3のご利益なのか、心なしかその動きも早くなったような気がする。

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2008.05.06

宣告

このゴールデンウィーク中に親しい先輩を見舞った。窓を大きくとった病室はとても明るく、まるでビジネスホテルの一室のようなたたずまいは快適そのものだ。ただし、その部屋の主の気分を除けばだが。

癌を宣告されて2年。この間続けてきた抗癌剤治療も徒労に終わり、もはや手の施しようもなく、ついに余命数ヶ月までせまりつつあるという。つい、この春まで同じ現場で仕事をしていたのに。元々発見された時点で手遅れで、進行を遅らせるだけの治療をしているのだと何度もその話は聞いていはいた。

ともあれ、この1~2ヶ月の間に病状はさらに進行し、頬の肉は削げ落ち、それが本来は年齢(とし)相応なのかもしれないがまるで老人のようになってしまった。

今となっては話を聞いてあげること以外にできることはない。でも、明るく振舞うその言葉の時々やってくる会話の途切れ。そんな顔を窺って想像できるそのおよそ数億倍もの苦悩が途方もなく大きな溝となって二人の間に空虚な隔絶をつくる。窓外のにぎやかな雑踏にその溝を埋めることはできない。

「また近いうちに伺います」などと別れの言葉を交わしたが、これが最後かも知れない。というのもこれ以上は、彼と親族だけの親密な世界のような気がして、これ以上そこに踏み込む気にはなれない。

何ともつらい。

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2008.04.02

花粉の嵐

数年前から極度の花粉症に陥っている。

この時期、外で誤ってマスクを付け忘れるとひどいことになる。

今まさにその状態。

どうにかならないものかと、医者の処方に頼るも時期を逃した投薬はあまり効果がないのだという。

いつまでこんな状態が続くのか、憂鬱な毎日。

気持ちだけでも、ハイになれそうな曲を作ってみた。

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2008.04.01

毎日更新

これから毎日更新することにしました。4月1日

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2007.10.23

急展開

「もしもし、○○道の97キロポストのところから電話をしてます。ボンネットから煙が出て車が停止しました・・・・・」
「・・・・・わかりました、すぐに牽引車をそちらに向かわせますので、車を離れてガードレールの外側など、安全なところでお待ち下さい。」

駐車している車から少し離れたところに移動し、これから訪問しようとしていた相手に携帯電話で連絡を入れる。それからしばらくの間、道路を走り抜ける何台もの車を眺めていた。だが、一様にどのドライバーもこちらを見ながら通り過ぎていく。しかも、どう見ても気の毒がるような視線などではない。それどころか、おおかたが好奇の目で、中には指をさして笑う奴さえいる。とんでもないことだ。ばかやろう、こっちだって好きでこんなところに止まってるんじゃないんだ。高速で行き過ぎていくドライバーたちの視線に嫌気がさして空を眺めた。真っ青な空に秋のすじ雲がきれいに並んでいた。

青い色の牽引車でやってきた青年は、ボンネットの中を見て、「これはエンジンがいっちゃってますね」とひとこと。冷却水が何らかの理由で漏れ出してエンジンが焼け付いてしまったのだそうだ。

なるほどそういうことか、で、修理の段取りはどうなのか。恐る恐るたずねてみた。
「この年式ですし、エンジンを取り替えて30万から下手をすると50万というところですかね。どうします、これから?」
このどうしますは、どうやらどこへ運ぶのか早く考えろといっているようだ。
「この近くに修理工場はないの?」
「いえ、そういうことではなく、解体屋へ持っていくかどうかということです・・・・」
なるほどそういうことか。

「ところで、お客さん、会員証の期限が過ぎてますから、ちょっとお高いですが、運びますか?どうします?」
某自動車連盟の有難さは身にしみてわかっているのだが、それでも、そんなふうにつけこまれるとムッとしないわけでもない。期限切れにいきなり解体屋直行ねぇ、悪いことは重なるものだ。ともあれ、このまま故障車を放置するわけにもいかず、彼の提案に従うよりほかに選択の道はないようだ。

解体屋さんには、気の良さそうな青年が待ち構えていた。なぜ、こんなことになったのか。それををじっくりと理解する間もなく廃車の手続きが行われ手数料を支払う。ここまでの牽引費と合わせると、前から欲しいと思っていた最新型のデジカメが買える金額だ。

おっと、そんなことを考えている閑はない。トランクに積んだままのカメラの三脚やもろもろの道具を自宅まで送る段取りも考えなければならない。ああ、何ということだ、気に入っていたカーナビも、カーステレオもETCも取り外すことなくこの場を去らねばならないのか。それに、ここでもたもたしていると午後の大切な仕事に間に合わないことになる。ええい、みんな捨ててやる。

帰りの電車の中で、今日これまでに起きたことを振り返ってみた。なぜだ、なぜそうなるのか。事態の急展開に疲労感だけが残った。

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2007.08.01

お呼びでない来訪者

ピンポーン!! とっさに壁の時計を見上げた。午後3時、はて、この時間に誰かが訪ねてくる予定はなかったと思うが・・・。

ドアを開くと、脚立を持った老婦人が突然入り込んできた。え、脚立? 
「・・・(何者?)・・・・」
「奥さんはいないの?」
「・・・はぁ、(新手の飛び込みセールスか?)出かけてますが・・・」

家内とは、まるで古くからの知り合いのような口ぶりだが、どう考えてもこのようなタイプの知人はいないはずだ。つまり、何というか、その、オバサンタイプの・・・・。

「奥さんだと思ったら、旦那さんが出できたから驚いちゃったよ・・・」
「はぁ(悪かったな)」
そういいながら、脚立を玄関先にゴツンと置き(おいおい、そんなに乱暴な置き方をしたらシューズラックに傷がつくじゃないか)、外に重ねて置いてある紙袋のようなものを取りに行った。

さて、何を始めようというんだ。
透明の白い袋を持って再び玄関に戻ってきた老婦人は、そそくさと履物を脱いで家の中に入ろうとしている。
「あの~、いったい何をしようっていうんですか?」
「ダスキンのお取替え、ほら換気扇のフィルターだよ。」
そういって換気扇のフィルターを見せた。

え?でも、それはおかしい、だって換気扇の掃除やフィルターの交換は、ずっと前からこのオレの仕事になっているし、そんな甘っちょろいサービスはまったく不要だ。それに何より、換気扇の掃除というオレの牙城にずけずけと踏み込もうというのか。ちょっと待てよ。

「あのね~。うち、そんなサービス誰にも頼んだことないんだけどな~(このバ■ァ)」
「えっ」
老婦人は、急に我に返ったように、1秒半ほどこちらの顔を見つめ、さっと翻って外に飛び出し、ドアの脇にある表札を見た。
「あ~ら、いけない。お宅、青山さんちじゃなかったの?」
「違いますけど!!(ふざけんなこのク■■バァ)」
老婦人は、こちらに謝罪するどころか、何事もなかったように、さっさとどこかへ消えていった。

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2007.06.04

あり得ない語尾延ばし

最近ファミコンに主婦層のおばさんたちがどんどん進出している。ファミコンという言葉で、ファミリーコンピュータ関係の情報にアクセスしたいと考えていた方には申し訳ないが、ここでいいたいファミコンとは、ファミリーレストランやコンビニエンスストアという意味だ。悪しからず。

さて、このファミコンおばさんの得意技、それがあの語尾伸ばしだ。

「いらっしゃいませ~」「350円で~す。」「500円からお預かりしま~す。」「150円のお返しで~す。」「毎度有難うございま~す。」

おばかな娘でもいれば、もうおばあちゃんと呼ばれていても不思議ではないような人たちが、あの馬鹿女子高校生並みの語尾伸ばしを何のためらいもなくやっている。

何も考えていない馬鹿女子高生がやるのもかなりムッとするが、その母親といっても良さそうなオバサンが、右へならえで頭をカラッポにして「○○で~す」とやるのはいかがなものか。元々空っぽなのだから仕方がないのだろうが、あれは可笑しい。世も末だ。

語尾伸ばしが許されるのは、せいぜい幼稚園のお買い物ごっこまでだろう。それを越したら、恥と思え。

世の中、どうかなってしまったのだろうか。誰か何とかしろよ。特に政治家諸君。

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2007.05.30

誰も決めていないが

世の中には、無言の常識のようなものがある。

たとえば携帯電話のキー操作音。おそらく携帯電話を購入した、いわゆる工場出荷状態の携帯電話ならキー操作をするたびに『ピッ』と音がでるのは普通のことだろう。

それ自体は何も問題になることはない。だが、大勢の人たちはこの無言の常識によって、このキー操作音が出ないように設定をし直している。いちいちキーを押すたびに音がしたのではうるさいし、群衆の中ではこの音が迷惑になるだろうと想像できるからだ。

ところが、このようなことを強制する法律も決まりごともない。そして、誰かがそうしろとか、そうすべきだなどと口に出していうこともない。なのにみんなそうしている。それが、いわば常識的なことがらだからだ。

梅雨時を間近に控え、ムシムシとする満員の通勤電車の車内。かなり大勢の人がいながら、ほとんど会話はない。みな無言で、苦痛に満ちた時間を少しでも快適に過ごそうとしている。

そんな中ひときは響く『ピッ、ピッ、ピッ』・・・・あの未設定の携帯電話キー操作音だ。音の主は、サラリーマンとしての定年をはるかに超えているだろうと思える爺様。メールに返信でもしているのだろう、軽快なキータッチはよいのだが、いかんせんうるさい。

「電車の中で携帯メールやるなら、キー操作音くらい切っておけよ」・・・そんな目で、音の発信源を探す人たちの数は一人ふたりではない。 誰も口にはしないが、そうすべきだろうと思えるようなことは、きっとこのほかにも沢山あるだろう。 でも、そういうことに無頓着だといじめの対象になったりもする。

明文化されていないことをはっきりと言葉で表し、関係者の全員が納得できるルールをつくるのは難しい。でも、これだけ世の中のコミュニケーションが希薄になってきた今こそ、世の中の常識やルール、決まりごとについての明確な答えが必要だと思う。

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2007.04.27

他人ごと

東京、田町、札の辻から赤羽橋に向かう一直線の道路を都心部に向かって走ると、真正面に東京タワーがビルの合間にすっくと立っている。

その様子を撮影しようと路肩に車を停め、三脚を立てて準備をしていたときのことだ。すぐ脇の歩道で突然若い女性が倒れこんだ。何かにつまずいて転ぶという姿は見たことはあるがそうではない。そこがレンガ張りの舗道であるかどうかということなど関係なく、そこに崩れるように寝込んだ。まさにそんな姿だった。

人通りの多いところではあるが、なぜかその様子を見ていたのは私一人だろうし、一番近くで様子を見ていたのも私だ。

カメラも三脚もそのままに、すぐさまガードレールを乗り越え、直行。肩を軽く叩いて・・・
「どうしました? 意識はありますか?」
「あ、頭が、痛くて・・・・」
そういいながら、片手で頭を抑え、立ち上がろうとしている。
「ちょっと待って、救急車を呼びましょう」
「大丈夫ですから・・・・」
道行く人たちは、様子を見ながらも他人ごとだ。

女性はゆっくりと立ち上がり、片方の頭を抑えながら苦しそうにその場を去って行く。
無理にでも引き止めて救急車を呼ぶべきかどうか迷ったが、歩けるのでと云われ見送った。

ゆっくりとだが、歩いて駅の方へ向かっている。だが、数十メートル先でまた倒れた。だが今度は、偶然通りかかったお巡りさんが近づいていった。そのお巡りさんは様子を聞き、すぐに無線でなにやら交信を始めた。これでとりあえず大丈夫だろう。

撮影を終えて、その場を立ち去ろうとした頃、遠くから救急車の音が聞こえてきた。これで、ようやく他人ごとになった気がした。

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2007.04.16

やるせないできごと

日頃から何かとお世話になっているのが公立の図書館だ。どちらかといえば、目的があって出かけるというよりは、行ってから興味のありそうな本やCDを見つけては借りてくる。そんなことを、2週間に一度、つまり借りられる期間が2週間なので、それを何度も何度も連鎖的に続けている。

図書館に行くのは土曜日の午前中。いつも利用しているのは、駅のすぐ近くにある図書館で蔵書の数も多い、それに利用者も。でも、ほとんど人たちが静かに利用しているので人の多さはあまり感じない。

書架に向かってあれこれ探しているときのことだ。「ふぁ~・・・・×△◇・・・」わけのわからない奇声を発する男が突然入り込んできた。良くみると目がうつろ。どこにでもいそうな障害を持った青年のようだ。

その青年が奇声を発しながら、走るように脇を通り抜け、書架の角を曲がってすぐ、小さな赤ちゃんが突然泣き出した。何事かと様子を見ると、男が勢い余ってそこにいた赤ちゃんを突き飛ばし、何もなかったように立ち去っていく。

すぐそばにいた母親は、男をにらみつけながらも泣く子をあやす。

障害者を悪く言うつもりはない。でも、やっと立てるようになったかどうかという年頃の赤ちゃんや、その母親の不注意を責めるわけにもいかない。事件はあまりにも突然だった。

静かな図書館に響く赤ちゃんの鳴き声、せいぜいその声が届く範囲だけだろうが、妙なやるせなさが漂った。

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