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2004.03.19

今度とお化け

長い間フリーランサーをしていると、サラリーマンには絶対できないような体験をすることがある。数ヶ月間まったく仕事がないとか、あっても契約の際にこちらに仕事がないと足元を見られて大幅にギャラを値切られるとか、出るはずのない次の仕事の発注をネタにギャラを安くしろと迫られたりとか、いずれもろくでもない経験ばかりではあるが。

「今度とお化けは出たことがない」はフリーの先輩たちから教わった格言のひとつだが、まさにドンピシャな場面に出くわすことも珍しくない。特にはじめて取引をするような会社に多い。腹の底で「馬鹿にするなよ!!」といいながら笑顔で呆れた話を聞き流すのも楽ではない。もっとも、そんなことを平気で口にするような会社だからこそ長くつきあうことにはならないのかも知れない。

同じような格言に「捨てる神あれば拾う神あり」というのもある。一方の会社で仕事がなくなる頃、まったく別の会社から仕事の依頼が来るといった場面もこれにあたるし、あてにしていた会社から断りの電話がきた数分後に、別のところから新しい引き合いがあったりするのもこれにあたる。

先日、銀座のテアトルでサウンド・オブ・ミュージックという古風なミュージカル映画をあらためて見直したのだが、ここでジュリィ・アンドリュース演じるマリアが面白いせりふを口にした「神様はドアをお閉めになっても、窓はあけておいて下さる。」といった内容のものだが、まさにこれこぞ「捨てる神あれば拾う神あり」でなないかと頷いた。

西洋の神様は人を捨てたり拾ったりはせず、ドアは閉めても、とりあえず窓だけは開けておくので、完全に閉め出すようなことはしないから希望を失ってはいけないといっているのだ。それにしても、このサウンド・オブ・ミュージックを見て、この言葉が映画全体を締めくくるキーワード、もしくはコンセプトになっていたんだと気づく人がどれだけいるだろうか。

などと生意気なことを考えつつ、今は、出るはずのないお化けを待ちながら、神様のあけた窓を捜している最中だ。

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