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2004.04.30

鯨のことを考える

数日前の朝、いつものように配達されたばかりの新聞を開こうとしたところ、中に折り込まれていた大量の広告が床に落ちた。いつもは折り込み広告に目を通すことはあまりないのだが、落ちたものを整えようと拾い上げながら何気なく何枚かパラパラとめくってみた。中のA4サイズのチラシが目に止まった。「鯨と食文化を語る市民の夕べ」とある。

鯨をめぐる問題は、ずっと前から気になっていたテーマのひとつで、本や資料も貯め込んではあるのだが、ここ暫く遠ざかっていた。そんな怠け心に喝を入れるには、このチラシにあるような講演会やシンポジュウムに出かけて行って刺激を受けるのが一番かも知れない。よく見ると入場無料で、鯨の試食ありと書いてある。あの大好物の「鯨の竜田揚げ」もあるだろうか。さっそく参加希望のメールを送ってみた。

四方を海に囲まれた日本人の営みや食文化を丹念に調べて行くと、鯨とのかかわりはかなり大昔から続いていることがわかる。そのあたりのことについては、このチラシの主である日本捕鯨協会のホームページを覗いてみればかなり詳しい解説があるので、余計な解説はしない。

ただどうしても気になるのが、鯨を食べる日本人と食べない外国人たちの間にある溝のようなもの。捕鯨反対が世界中の趨勢だが、反対の理由が日本の食文化を完全に無視したものであるだけでなく、明らかに非論理的な「かわいい」とか「かわいそう」といった動物愛護的な感情表現が含まれていたりするから余計に訳がわからない。日本の主張がまるで認められていない。

鯨を考えるための例としてふさわしいかどうかはわからないが、アフリカで象を食する人たちがいるらしい。象を食べるとどのような味がするのか想像もできないが、その人たちのくらしや歴史を理解しないまま「動物園にいるようなかわいい生き物を食べるなんて」と非難めいたことを軽々しくいえるだろうか。

日本人が象を食べたことがないように、反捕鯨の国の人たちも鯨を食べていない。

メルビルの「白鯨」などでも知られていた海外の捕鯨は、油を採るのが目的で、食用として捕獲していたわけではない。照明などに使われていた鯨の油が別のものに入れ代わり鯨を捕獲する意味がなくなった。そうなれば鯨は「海にいる可愛い動物」というもの以外の何者でもない。それを捕獲して、しかも食べてしまうなどどう考えても野蛮な行為だ。そう、思っているのだろうか。

メールを送ってさらに数日後「このたびは第2回鯨と『食文化を語る市民の夕べ』へお申し込みいただきましてありがとうございました。早速ですが、添付ファイルにて入場受付票をお送りいたします。」の返信メールがやってきた。行ってみることにしよう。

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