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2004.05.03

テレビと商品

かつて一世を風靡したお菓子がある。「前田のクラッカー」という商品名で、中央に「M」の文字がある小さな楕円形をしたクラッカーを思い出せるようなら、ある程度の年齢に達しているとみて間違いない。その懐かしいお菓子がスーパーの棚の上に置かれていたので思わずゲットした。

テレビが一般の家庭にも普及しはじめた頃の人気番組に「てなもんや三度笠」というコメディーものがあり、その番組のスポンサーになっていたのが前田製菓だ。主役の藤田まことが毎回劇中で「俺がこんなに強いのも、あたり前田のクラッカー」と見えを切る。それが宣伝文句となって「前田のクラッカー」は、全国の子供たちの人気商品になった。

ネット上であれこれ調べてみると、この「てなもんや三度笠」は平均視聴率が東京でおよそ27%、大阪で37%、最高では64%にもなる超人気番組であったとある。

そういえば数日前の朝日新聞に、テレビの視聴率が激減しているという話題があった。何でも視聴率が30%を超える番組が激減し、1979年頃には年間1860回あったものが2003年にはわずかに10回程度だったという。この10回というのはNHKの「紅白歌合戦」や「千と千尋の神隠し」「東京箱根往復大学駅伝」などらしいが、「てなもんや三度笠」のようにみんなが見る番組は今やほとんどないようだ。

だとすれば、「前田のクラッカー」のように人気番組が人気商品を生み出すなどということは、今後はもうありえないのだろうか。テレビが生んだ人気商品は多い。チキンラーメン、カップヌードル、マルコメ味噌・・・・数え上げたらきりがない。しかし、これらはみなテレビとともに日本人の暮らしの中に入り込んでいったものばかりだ。

東京、汐留の電通本社ビルの地下に「アドミュージアム東京」という博物館があるが、ここにはそうしたテレビなどの宣伝とともに普及した商品が多数並んでいる。ひとつひとつ眺めて歩くだけでもけっこう面白い。そして、それらを眺めていると、われわれは如何にテレビとかかわりながら生きてきたかを実感することができる。

さて、袋から取り出した「前田のクラッカー」は、とても懐かしい味がした。

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