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2004.05.26

拉致家族会バッシング?

誰がどのような意見をいっているのか定かではないが、Asahi.comのこの記事によれば拉致被害者の家族に対して、「首相に感謝しろ」や「家族の帰国を喜ばないのか」といった批判の電話やメールが殺到しているという。

5月22日夜の首相との会見では、首相に対して家族会の怒りが噴出した。拉致被害者ふた家族の子供たちが日本にやってきて本当に良かったと、久しぶりの政治ショーを堪能し、胸をなぜ下ろしていたテレビの視聴者にとって、あの家族会の会見はテレビショーのハッピーエンドを台無しにするシチュエーションであったことは確かだ。

視聴者の心境からすれば「小泉さん、きょうは朝から本当にご苦労さん」とでもいって欲しい場面であったのに、「予想した範囲の最悪の結果」を皮切りに、あれこれと自分たちの主張ばかりをぶつける姿は、見ていて気持ちの良いものではなかった。それに輪をかけて「皆さまの批判は甘んじて受ける」などと、自分のしでかした失敗をあまり認めようともしない首相の反論にもがっかりで、はたして、つまらないエンディングを見てしまったと大勢の視聴者はテレビのスイッチを切り、ひどく損をした気分で床についたことだろう。

見ていて楽しくないものや、視聴者が思っているようなハッピーな結末にならないようなテレビは、ドラマだろうがニュースだろうが、政治ショーだろうが視聴者=今の日本国民には絶対にウケない。そんなしくみは、当の首相が一番心得ているだろうに、功を焦ったばかりにつまらない結末になってしまったようだ。

拉致被害者の家族会からすれば、政府に自分たちの思いを託す以外に方法はないのだから、期待も大きかったろうにと思うが、首相の失敗をもう少し寛大な目で見ることができなかったのだろうかとも思う。あのように、きつく、強い調子で批判をすれば、テレビを通じてのみ世の中と接している善良で、流されやすい大多数の日本人たちの反感をかうのは必至で、そのことまで計算に入れていないところが一般人の寄り集まった集団の弱さだといえる。しかも、テレビというメディアも活用して自分たちの活動をしているのに、トータルにイメージ戦略をコーディネイトするスタッフがいないのが残念だ。

つい先頃、イラクで身柄を拘束された日本人とその家族がマスコミを湧かせたが、政府関係者に怒りの抗議をするような映像ばかりが流れ、逆に、大勢の人たちからバッシングされることになったという事実を、拉致被害者の家族会や救う会の人たちも考えるべきだろう。

これは個人的な意見だが、派手な抗議活動などよりもここにあるような(「死亡」とされた8人の調査結果の矛盾点・疑問点)のようなものを、もっと大勢の人たちにわかってもらえるような地道な活動をしてもらえればなと思う。そうした地道な活動なら、われわれ一般市民も共感できるし「頑張れ!!」と素直にいえる。

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