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2004.07.10

これが臭いメシ?

映画やドラマの中では、刑務所で食べる食事を「臭いメシ」というが、北海道新聞の「受刑者の食事出します」 観光客が網走監獄で刑務所体験という記事を見ると、どうやらメシが臭かったのは昔のことで、現代の「臭いメシ」はバランスのとれたヘルシーメニューのようだ。

ホッケの開きに、フキと油揚げのいためもの、長イモの短冊切り、麦飯の四品。写真を見る限りとてもおいしそうだ。しかも、実際に使われていた食器で食べるというのもユニークで面白い。ひょっとしたらこの食事が目的で刑務所に入りたいなどと思う人物が現れやしないだろうか心配してしまうほどだ。

網走に行くと、網走刑務所と網走監獄のふたつがあるのはご存知だろうか。網走刑務所は受刑者がいる現役の刑務所で街中の川を渡ったところにある。網走監獄は明治時代に作られた昔の刑務所をそのまま残している博物館で、少し小高い山の中腹にある。修学旅行や、北海道旅行でよく行くところは網走監獄の方だ。

以前にも書いたことがあるが、この網走監獄は必見の価値があるのだが、どうせ行くなら真冬の気温がマイナス20℃くらいの頃に訪ねるがお薦めだ。流氷見物とセットにするといい。なぜかといえば、ここに収監されたであろう受刑者の苦しみが真冬の寒さとともに身に滲みてわかるからだ。

通常、刑務所というところがどういう作りになっているのかは知らないが、この網走監獄では、房の通路側がすべて木の格子になっている。一度真冬に訪ねる機会があり、その時に中に入ってみたが、この格子のせいで外気温とたいして変わらない寒さだった。当然だ。熱が室内にこもるような部屋になっていないのだから。これはまさに死ぬほど寒い。

こんなところで、薄い布団をかぶって寒さに耐えて生きていた人間がいたかと思うとぞっとする。そして、彼らは寒さの中で労働を強いられ、おそらく臭いメシを食べていたのだろう。

真夏に、大勢の観光客と一緒に訪ねた時には何も感じなかったが、まるで人気のない真冬に行ってみて痛いほどこの監獄の恐ろしさを感じることができた。網走監獄に行くなら絶対に真冬がいい。体感とはあのような経験をいうのだろうと思う。

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