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2004.10.13

みそおにぎり

数週間前のことだが、仕事で盛岡に出かけた。

二度目の盛岡だが、前回訪れた時は駅に隣接したホテルでの取材が目的であったため、そこから出ることもなく一泊し、わざわざ東京から出かけたにも拘わらず盛岡の街を見ることなく次の目的地へ移動してしまった。もちろん「わんこそば」も「冷麺」も拝んでいない。盛岡は、いつしか胸のどこかに、さかなの小骨でピンナップしたような街になってしまった。

以来「♪盛岡というその響きがロシア語に似てたから~♪」というユーミンの歌を聞くたびに、ついそのとれない痛みがどこからか湧き上がってきた。それにしても、この歌詞、盛岡を良くいっているのだろうか、それとも馬鹿にしているのだろうか?不明だ。

さて、久々にやってきた二度目の訪問だが、今度こそと期待したがこれも「日帰り出張」という悲しいスケジュールで果たせそうもない。だが、違ったのは、今度は駅前のホテルなどではなく市の郊外での取材とか。町並みを見る機会くらいはありそうだ。

新幹線を降り、歩いて近くにある取材先の段取りをしてくれる会社のオフィスへ向かった。ほんの少し歩くだけで、大きな川にさしかかった。川の上流にはおそらく岩手山だろうか稜線の美しい雄大な山が見えた。

郊外の取材先に向かう道すがら市内の観光地を巡ってもらい、ここが水と緑の豊富なとても落ち着いた街であることがわかった。ほかにも「わんこそば」はめんつゆをいただかない方が沢山食べられることや、「冷麺」の特徴なども聞くことができた。胸の奥の小骨が一つ消えた気がした。

余分な掛け値なしに、この町の人たちは本当に優しくフレンドリーな方たちばかりだ。豊かな自然が大らかな心を育むのだろうか。「わんこそば」も「冷麺」も食べなかったが「ごちそうさん」といいたくなるような懐の深さを感じた。

それにしても元来の食いしん坊としては、何かを食べて「ごちそうさん」といってみたい気もする。そんなことを考えていた折に取材先で「みそおにぎり」をいただいた。白いご飯のおにぎりにみそが薄く塗ってあり、さらにその上に大葉が巻き付けてある。聞けば近所のスーパーで販売中とか。「わんこそば」も「冷麺」も忘れてしまいそうになるほど、その「みそおにぎり」はおいしかった。

生まれて初めて「みそおにぎり」を口にしたわけではない。子供の頃のおやつに何度も食べたことがある。だが、その思い出とはまったく無関係にこの味は最高だ。食べている環境の空気や風景もあるだろうが、それさえも無用になるほどこの「みそおにぎり」はおすすめの味である。

優しい人たちの懐の深い応対。懐かしくもあり、とてもおいしい「みそおにぎり」はそれだけで感動ものだった。

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