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2005.09.14

箱根駅伝を歩く 第23回 4区 鴨宮~小田原

ただわめくだけの幼い子を連れた若い夫婦が3組。これだけで店内は騒音の渦。やたらに塩辛いソーセージマフィンを口の中に押し込み、コーヒーを飲む。それにしても朝食をマクドナルドで済ませてしまおうというのだろうが、ここにいる母親たちは判を押したように子供と向き合おうとしない。子育ての日常を離れて朝から外食気分ということか。ろくに面倒をみてもらえない子供は好き勝手にはしゃぎ放題だし、どうせただの運転手でしかない父親はそれを咎めようともしない。最悪だ。早々にコーヒーを飲み干しマクドナルドを出る。

前回、朝マックに飛び込んでから6日と22時間が過ぎている。

箱根駅伝を歩くという冗談のような思いつきからもうすぐ4ヶ月になろうとしている。この間ほぼ毎週のように歩き続け、とうとう酒匂川を渡って小田原に入り、この日は、このまま小田原中継所まで到達しようとしている。この数ヶ月の間に何が変わったのだろうか。土曜日の午前中の予定がこれになったことだけだろうか。いや、それだけではない。今となってはこの尺取り虫のような旅が、日々の単調な暮らしをエキサイティングなものに変えたし、1週間があっという間にやってくるようになった。

このウォーキングが1週間の中心になったといってもいいだろう。

4ku3009 曇り空の酒匂川を渡る。鉛色の浅瀬に白鷺の翼が鮮やかだ。上流にカネボウ化粧品の工場が見える。かなり前のことだが、この会社の美白化粧品の販売促進用の映像を作ったことがあり、その取材のためにあの中にある研究所を訪ねたことがあった。そういえば、あの時にお会いした女性の研究者に、今再びお会いしたら顔中真っ白になっているのだろうか。恐ろしく白い女性の顔を思い浮かべ、勝手に気味悪がっている自分に気づいた。白鷺のたたりか。

酒匂川を渡ると平らな道がずっと先まで続いていた。

ところどころに大きな松の林が見える。道路の脇にそうした松の木を見つけ覗いてみた。どうやらお寺のようだ。それにしても、この東海道の道中には松の大木が何本あるのだろうか。

4ku3023 しばらく行ったところに箱根駅伝4区16.7キロメートルのチェックポイント『山王橋の交差点』があり、その対角線の角に、やはり松の大木に囲まれた山王神社があった。どうやら、このあたりの由緒正しき神社仏閣はみな松の大木に囲まれているようだ。

山王神社の前を過ぎたところから、道路は片側2車線で歩道が整備され、しかも電信柱が消えて急に視界が開けてきた。まるで、ここから小田原の市街ですよと語っているようでもある。

4ku3024 最近色々なところで表通りから電信柱が消えている。これはとても歓迎すべきことだ。街がきれいに見えるし、広く見える。それに空も見える。開放感が違うし、道路に面した家や商店も立派に見える。

ほどなく行ったところで「江戸見付一里塚址」なる石碑を発見。近くにあった看板によれば、ここは通常の一里塚というだけでなく、どうやらここからが小田原城下ということらしい。江戸見付の意味は小田原城から江戸に向かう出口ということなのだそうだ。

4ku3039 この小田原にも、古風な建物がいくつも残されているようだ。途中、武家屋敷とおぼしき家の格式のある門を見つけた。

このほかにも江戸時代の商家風の建物や、木造の洒落た洋館の眼科医院、ひと昔もふた昔も前の建物がポツポツ並んでいた。

小田原の市街に入る。車の数も人の数も多い。さすが、このあたりの中核都市だ。

4ku3063 国道1号線は本町交差点「小田原宿なりわい交流館」の角を右に曲がる。この通りにもレトロな雰囲気の建物がいくつも並んでいる。中でも小西薬局の看板が出ている薬屋さん、その隣の今井酒店のあたりは古風な雰囲気が漂っている。

(次回に続く)

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