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2007年5月

2007.05.30

誰も決めていないが

世の中には、無言の常識のようなものがある。

たとえば携帯電話のキー操作音。おそらく携帯電話を購入した、いわゆる工場出荷状態の携帯電話ならキー操作をするたびに『ピッ』と音がでるのは普通のことだろう。

それ自体は何も問題になることはない。だが、大勢の人たちはこの無言の常識によって、このキー操作音が出ないように設定をし直している。いちいちキーを押すたびに音がしたのではうるさいし、群衆の中ではこの音が迷惑になるだろうと想像できるからだ。

ところが、このようなことを強制する法律も決まりごともない。そして、誰かがそうしろとか、そうすべきだなどと口に出していうこともない。なのにみんなそうしている。それが、いわば常識的なことがらだからだ。

梅雨時を間近に控え、ムシムシとする満員の通勤電車の車内。かなり大勢の人がいながら、ほとんど会話はない。みな無言で、苦痛に満ちた時間を少しでも快適に過ごそうとしている。

そんな中ひときは響く『ピッ、ピッ、ピッ』・・・・あの未設定の携帯電話キー操作音だ。音の主は、サラリーマンとしての定年をはるかに超えているだろうと思える爺様。メールに返信でもしているのだろう、軽快なキータッチはよいのだが、いかんせんうるさい。

「電車の中で携帯メールやるなら、キー操作音くらい切っておけよ」・・・そんな目で、音の発信源を探す人たちの数は一人ふたりではない。 誰も口にはしないが、そうすべきだろうと思えるようなことは、きっとこのほかにも沢山あるだろう。 でも、そういうことに無頓着だといじめの対象になったりもする。

明文化されていないことをはっきりと言葉で表し、関係者の全員が納得できるルールをつくるのは難しい。でも、これだけ世の中のコミュニケーションが希薄になってきた今こそ、世の中の常識やルール、決まりごとについての明確な答えが必要だと思う。

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