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2007.08.01

お呼びでない来訪者

ピンポーン!! とっさに壁の時計を見上げた。午後3時、はて、この時間に誰かが訪ねてくる予定はなかったと思うが・・・。

ドアを開くと、脚立を持った老婦人が突然入り込んできた。え、脚立? 
「・・・(何者?)・・・・」
「奥さんはいないの?」
「・・・はぁ、(新手の飛び込みセールスか?)出かけてますが・・・」

家内とは、まるで古くからの知り合いのような口ぶりだが、どう考えてもこのようなタイプの知人はいないはずだ。つまり、何というか、その、オバサンタイプの・・・・。

「奥さんだと思ったら、旦那さんが出できたから驚いちゃったよ・・・」
「はぁ(悪かったな)」
そういいながら、脚立を玄関先にゴツンと置き(おいおい、そんなに乱暴な置き方をしたらシューズラックに傷がつくじゃないか)、外に重ねて置いてある紙袋のようなものを取りに行った。

さて、何を始めようというんだ。
透明の白い袋を持って再び玄関に戻ってきた老婦人は、そそくさと履物を脱いで家の中に入ろうとしている。
「あの~、いったい何をしようっていうんですか?」
「ダスキンのお取替え、ほら換気扇のフィルターだよ。」
そういって換気扇のフィルターを見せた。

え?でも、それはおかしい、だって換気扇の掃除やフィルターの交換は、ずっと前からこのオレの仕事になっているし、そんな甘っちょろいサービスはまったく不要だ。それに何より、換気扇の掃除というオレの牙城にずけずけと踏み込もうというのか。ちょっと待てよ。

「あのね~。うち、そんなサービス誰にも頼んだことないんだけどな~(このバ■ァ)」
「えっ」
老婦人は、急に我に返ったように、1秒半ほどこちらの顔を見つめ、さっと翻って外に飛び出し、ドアの脇にある表札を見た。
「あ~ら、いけない。お宅、青山さんちじゃなかったの?」
「違いますけど!!(ふざけんなこのク■■バァ)」
老婦人は、こちらに謝罪するどころか、何事もなかったように、さっさとどこかへ消えていった。

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