2004.06.25

斬首ビデオで揺れる韓国

韓国では、イラクの武装勢力に殺害された金鮮一さんのことが大きな問題になっているが、この件で韓国政府は6月23日インターネット上で問題の殺害に関する映像を公開してはならないという異例の通達を出した。(関連記事

おそらくそんな規制をしても絶対に無駄なことだろうなと思っていたが、やはりという結果になった。これはあくまでも個人的な見解だが、この事態はインターネット上の情報を規制することの難しさを示す絶好の機会になったろうと感じている。もし、読者にインターネットや情報社会の研究をしている人がいるとしたら、これは、きわめて貴重な研究課題になることだろう。

こちらの記事によれば、韓国の情報部(情報省くらいのセクション)が、該当するサイトを遮断するといい出したが、既にアメリカの猟奇サイトが問題の殺害映像を公開。それを韓国内でダウンロードした人たちが、情報部の介入をもろともせずネット上でやり取りしはじめたのだ。

もちろん殺害された方へのご冥福を祈る気持ちはあるし、いつもここで書いているように興味本位で人の死を覗くようなことはすべきではないが、だからといってインターネット上の情報を遮断しようなどという取り組みには若干の疑問を感じてしまう。そう感じるのは私だけだろうか。

いくら韓国の国内でサイトを遮断したとしても、海外のどこかで発信されてしまえば、このたぐいの映像ならあっという間に世界に広まってしまうだろう。隠しても隠しきれないのがインターネットだ。それを国家権力で規制してみたり、大勢の国粋主義者を使って虱(シラミ)潰しに検索したとしても、必ずどこかにほころびが出てくるだろう。だからというわけではないが、情報統制や規制は無駄なことだし、やるべきではない。先に紹介した韓国の新聞記事にある「O----.com」だって「ogrish.com」のことだろうくらいのことは、この私でさえすぐに調べがついてしまう。調べがついても見るか見ないかは個人の問題で、国の問題ではないはずだ。そうしたことを規制をすればするほど、こうした情報は闇の世界に入り込んで余計に捜しにくくなることだろう。

今後、日本でも世界中のどこでも、インターネットに関する利用の仕方を教育しようなどと思うなら、まず最初に人としての最低限のモラルや他人への配慮の仕方を教えるべきで、それが理解できてからはじめて情報の正しいハンドリングの仕方を教えればいいだろう。

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2004.06.06

電車男_| ̄|○ 読んでしまった

今、ネットで話題になっているのが「電車男」だが、どうせ下らない話だろうなどとタカをくくっていたのだが、何気に開いたリンクから一気に結末まで行ってしまった。この間、およそ2時間というところ?でも、恥ずかしながら完璧にはまってしまった。

某掲示板サイトに一人の男が書き込みをはじめる。やがて、大勢の参加者にあれこれ意見を付け加えられたり、時には罵倒されながら、男は一部始終を掲示板に報告していく。ほぼリアルタイムにその物語が展開し、やがて結末を迎える。

この物語を語ってしまっては、後から読もうとする人たちに失礼になると思うので、これ以上書くことはできないが暇な方には一読をお奨めする。もっとも、あの某掲示板サイトの独特の表現や言葉遣いなどが気になるような方にはお奨めしない。なぜかといえば、そのようなことが気になるなら、最後までは読みきれないと思うので。(馴れればばどうということはない)

さて、この電車男の一連の物語について面白いと思うのは、もちろん電車男の話もあるが、電車男の発言に一喜一憂するその他の参加者たちの投稿だ。疑似体験や追体験が現実の世界と一緒に展開する。ひょっとしたら、未来のドラマやドキュメンタリーはこういう世界かも知れない。

これは、ひょんなことから起きたハプニングのストーリーだが、新しいメディアの誕生を予感させる出来事になるかも知れないと思う。

既にあちこちに発表されているが話題のページ

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2004.06.03

インターネットが悪者にされる

「インターネットが悪者にされるかも知れない」そんな思いから昨日の「小学生殺人とインターネット」を書いた。これに関していくつかのトラックバックをいただき、遠く離れたどこかに同じようなことを感じているBloggerがいることを知り、はじめてウェブログがエキサイティングなメディアであることに気づいた。

さて、インターネットが悪者にされるかも知れないという問題だが、案の定というか、やはりというかあちこちにインターネット教育やチャットなどに関する評論や解説が登場した。

YomiuriOnlineは『ネット利用「負」の側面に注意を…文科省が指導強化へ』と題して、インターネット教育の現状や教育指導要領のネット利用に関する記事を掲載している。インターネットが学校での凶悪犯罪を引き起こすことになるとは想定していなかったので文部省も対策をすべきだといった趣旨はわからないこともないが、「人の悪口をいうな」と教えればいいことを何でインターネットと結びつけるのかまったく理解できない。文部省批判でウケ狙いをしようという記者の腹の内が見えてイヤらしい。

一方、asahi.comには『小学生に広がる「チャット」 ルール教える学校も』という記事が掲載された。こちらは小学生のインターネット事情を事実だけを淡々と並べ注意を呼びかける程度の扱いになっている。子供とインターネットの関係を偏った視線ではなく、バランス良く見ている記者の品の良さを感じる。それにしても純粋培養で育った優等生の方なのだろうか。毒気も欲しい。

さらに、この事件の当事者のような気持ちがあるのかなと思える毎日新聞の『小6同級生殺害:急速に子供の世界に広がるインターネット』の記事では、総力をあげて取材をしているのだろうが、何かポイントがずれているように感じる。ただし、こちらの記事では、小学生たちのチャットの内容にふれ、映画「バトル・ロワイヤル」に影響されている子供たちの一面を多少だがあきらかにした点は評価できる。

新聞各社の記事全般にいえることだが、インターネットやメール、チャット、掲示板などが子供たちの世界に入り込んでいるのは学校教育に関係があるようにいいたげだが、学校で学ぶIT教育など一般人が思っているほどたいしたものではない。せいぜい、ワープロやインターネットに関するちょっとした知識にすぎない。そんなもので、人生のなんたるかを学べ的なことをいう方がおかしい。IT教育は人格形成が目的なのか?

インターネットはあくまでも道具や手段であり、それが目的ではない。そんなこともわからずに、学校教育の中にあるインターネット教育を見直せなどと言い出すのは、本質とは無関係のいいがかりをつけているようなものだ。

インターネットがどうたらいう前に、まず世の大人たちは映画「バトル・ロワイヤル」を見て子供たちの世界を支配しているものを理解すべきだし、人に優しく接するとはどういうことか、悪口を言ったらどうなるか、人を刃物で傷つけたらどうなるのかといったことを子供たちに話すべきなのではないだろうか。

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2004.06.02

小学生殺人とインターネット

(最後にリンク加筆しました6月8日)
「長崎県佐世保市で小学生が同級生にカッターナイフで首を切られて死亡」というニュースが流れた。詳しい犯行の動機についてはあまり語られていないが、どうやらこの小学生たちは自分たちのホームページ(掲示板やチャットのたぐいだけかも知れないが)を持っており、そこでの書き込みが発端になったらしい。

こうなると、必ずどこからか「小学生にホームページなど持たせるな」などと訳のわからない発言が湧き上がってくる。しかも、それを声高に叫ぶのはだいたいがパソコンやインターネットをろくに知らない、かつ、自分だけがそう叫ぶことでいい気持ちになってしまうような善良そうな人たちと相場が決まっている。

何も知らないことほど強いものはない。

たとえば、世の中では悪の温床のように云われている「出会い系サイト」だって、それがどのようなもので何が面白いのかさえ知らない人たちが「あんなものは即刻廃止しろ」という。でも、じっくりと考えてみれば、本当に悪いのは出会い系サイトそのものではなく、それを悪用して犯罪を犯す人であり(これが一番悪い)、そのことを必要以上に取りたてて「悪者に仕立てていくマスコミ」の方なのではないだろうか。(とはいっても出会い系サイトは確かに犯罪の温床かも)

世の中にはテレビのいうことなら何でも信用してしまう人たちがいるそうだ。またテレビのニュースも見ないし、新聞に目を通すことがないという人たちも大勢いるという。そうなるとワイドショーだけが唯一社会の情報源?なわけだから、結果として出てくる意見は「小学生や中学生にホームページなど持たせるな」ということになるのだろうか。

話は違うが、友だちの家に「きょう遊べる?」と電話でアポ取りをしなければならないほど、今の子供たちは多忙だ。メールや掲示板も必要だろう。

またある友だちが遊びに来ていても、突然アポなしでやっくるような別の趣味の友だちにはトラブルを避けるために帰ってもらう。だって趣味が違うのだから楽しく遊べない。これは今の小学生の普通の姿だ。だとすれば趣味の違う友達と周囲を気にせずにゆっくり語り合えるのは、ひょっとしたらメールやチャットだけかも知れない。

これは、大人の世界だって同じことだ。

それにしても、殺さなければならないほどの、掲示板もしくはチャットのやりとりとはどのようなものだったのだろうか。少し気になる。

■この事件について詳しく知りたいのならこことか、あるいはここへ行った方がいいかも(6月8日加筆)

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2004.05.05

バカでかいPDA

先だってタッチパネル式のPCを手に入れた。外観は普通の12インチ程度の液晶モニターにしか見えないが、それだけで充分に機能してしまうのがタッチパネルの面白いところだ。さて「タッチパネルPC?そんなPC見たことないよ。」といいたい人もあるかも知れないが、おっとどっこい業務用機器という珍しい分野があるのだ。つまり、世の中の電気店やPCショップでは買えないPCがある。

「じゃ、そんなものをどうして一般市民が手に入れられるのか?」答えは簡単。中古市場だ。ここにはありとあらゆるものが出てくる。なぜかといえば、訳ありで処分するにしても、ただ捨てるより1円でも多く稼げれば良いと考える人たちが世の中にいるからだ。馴染みのジャンクショップや中古OA機器販売店などを覗いて歩くと、どこかに必ずこうした訳ありの珍しい品物が転がっている。

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2004.04.18

図書館でPC

近所にふだんから何かと世話になっている区営の図書館がある。少し前に話題になったような本なら必ずあるし、ちょっとした調べものでもたいがいのことならここで用が足りる。

また仕事で気分が乗らないときなどは、わざわざこの図書館まで出かけて行って資料の読み込みをする。他人の目があることで、ついなまけがちな心をここで何とか律することができるし、集中力も増す。だが、これまでただひとつ欠点があった。PCが使えないこと。ところが最近、利用者の要望が多くなったせいか、それとも時代の流れかどうかはわからないがPCが利用できる読書室ができた。早速利用してみた。

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2004.03.15

DVD-RAM

犬の散歩ではないが、秋葉原に行くとなぜかお馴染みの店を一巡しないと落ち着かない。
DOSVのパーツや中古ビデオカメラ、中古PC(主に初期型Librett)、ジャックショップ、それにわけのわからない電子部品を置いている店と、ゆっくり歩けば半日ぐらいすぐに過ぎてしまう。
そんな秋葉徘徊中に「?」というものに出会ってしまった。新品のDVD-RAM8,800円というやつだ。
DVD関連なら+も-も全部対応しているものを持っているが、残念ながらそれにはDVD-RAMの機能だけがなかった。そんなものはとりあえず必要はないだろうとの思いでチェックをはずしたのだが、640MのMOだけでは何か物足りない感じもしていたし、現実に動画ファイルのやりとりにDVD-RAMがあれば便利だ。
仮にそれがジャンク品であっても8,800円くらいならあきらめもつくだろう。

さっそくPCに接続、最近は1394やUSBがあるので、昔のようにSCSIの設定などがまったくいらないのが良い。
機能性能ともとりあえずは問題なさそうだ。ということで、あちこちのパーテーションに散らばっていたAVIやMPEGを一気に整理することができ、60Gほど自由に使えるスペースを確保することができた。使ったDVD-RAMは両面で2枚ほど。これはなかなかの優れものかも知れない。実感した。

DVD-RAM単一機能ですが、秋葉原の若松通商で売ってます。

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